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【いま、語る関西人国記】関西マルチメディアサービス社長 原格さん(60)(産経新聞)

 □(5)地域密着サービス

 ■「安全・安心」を届けたい

 平成13年6月、関西マルチメディアサービス(ZAQ)の総務企画部長に着任しました。関西テレメッセージの経験を生かし、いい会社にしたいと決意しました。

 ZAQは関西のケーブルテレビ(CATV)と連携して、ブロードバンドサービスを展開しようとしていました。当時のインターネット接続は電話回線でのダイヤルアップが主流でブロードバンド接続の普及率は低かった。まずはネットサービスを生活に欠かせないインフラにする必要があると思いました。

 ケーブルインターネット利用者の大半は、ファミリー層です。ご家庭で安心してネットを使えるよう、業界で先駆け、ネット接続でウイルスなどのさまざまな危険から守る「セキュリティーオプション」サービスをすべて無料化しました。「安全・安心」はZAQの代名詞となり、加入者が増えていきました。

 CATV事業者にとっても、テレビのみを提供していた時代は経営が苦しかったと思われますが、同じ回線を使ってネットサービスを提供することで加入者増につながりました。ZAQは、ブロードバンドの普及とCATVの経営改善に少なからず貢献できたのではないでしょうか。

 平成21年3月、社長に就任しました。その間、インターネットをはじめとする通信業界は大きく変化しており、関西でも事業者間の競争が激化していました。厳しい環境下での就任でしたが、「安全・安心」の基本方針を変えることはありませんでした。

 当社のサービスの基本は地域密着です。当社のお客さまは、CATVのサービスエリアにお住まいの限られた地域の方々だからです。ネット接続事業とともに、地域情報の発信にも力を入れています。ネット上で京都・清水寺の参拝を疑似体験できる「エア参拝」や、お客さまが地域の情報を発信する「街コミZAQ」などユニークなサイトも好評です。

 事業を通じ地域の活性化に貢献することが目標です。テレビCMでもおなじみの当社のキャラクター「ざっくぅ」を通じて、インターネットの安全と安心をお伝えし、便利で快適なサービスを提供していきたいと思います。=おわり(内山智彦)

                  ◇

 「いま、語る関西人国記」は次回、1月25日からです。2週6回にわたって掲載します。

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